消防設備士(甲種第4類)


2015(平成27)年2月取得
10年ぶりの消防設備士資格です。
こんなに期間があいたのは、一番の要因として消防設備士の過去問題が入手しにくい事がありました。二番目の要因としては暗記する事柄が多いということがありました。
過去問題については、試験実施機関である消防試験研究センターのHPで若干公開されているものの、これだけでは試験合格には不十分です。かといって市販の参考書は基礎から実力を養成する正攻法となっているものがほとんどです。
そんな状況の中、私は大型書店でたまたま見かけた本が過去問集であることを発見しました。
弘文社の『徹底丸暗記!第4類消防設備士試験 問題集』です。
本はCD並みに小さくて中身は白黒刷り。市販の他の参考書と比べて地味な感じです。

実際に甲種4類をすでに取得している人にこの参考書を見てもらうと「こんなチャチなほんで合格するわけがない」と一蹴されました。しかし私はこの本を発見した時から過去問題集である事が分かっていたので揺らぐことはありませんでした。当ブログ記事「不合格!消防甲5」にもあるとおり、5類を受験した時にこの本と同じかほぼ同じ問題を目にしていたからです。
この本は科目ごとの問題の分け方も非常にハッキリしています。
免除を使って受験する場合、免除される範囲が不明確なために余計な勉強をするということがありません。
私はなるべく数値などの暗記物の量を減らしたかったので、電気分野を免除申請しました。
電気が専門の人は甲種4類は免除なしで受験申請するほうが有利だという話も聞きます。
しかし科目「消防用設備等の構造・機能・工事・整備」の電気分野は、無勉強の状態では電気のみの知識で解くのは難しいと思いますし12問とウェイトも大きいです。免除範囲がハッキリ分かれば免除を活用するのも手でしょう。
この本の実技試験の問題数は少なく、合格には少し心もとないですが、ポイントは押さえてあると思います。
合格にはこの本の問題を骨として他の参考書などで問題数をこなして肉としていく方法でいいと思います。
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