第1級陸上無線技術士


1992(平成4)年9月取得
今から20年前の取得で、どこまで参考になるかわかりませんが当時の事を記します。
★予備試験
現在の「無線工学の基礎」の科目にあたります。
当時の制度では、この科目に合格しないと本試験の無線工学A、無線工学B、法規が受験できませんでした。
予備試験合格の有効期限は10年間でした。
現在の「無線工学の基礎」は、僕が受験した平成3年6月期と内容に大差は感じられません。今も昔も電気一般を浅く広くといった感じです。
この予備試験を受ける前に、まずは第2級の予備試験を平成2年12月に受験して、どんな試験であるか様子を見ました。
第1級、第2級とも過去問題を軸として、主に電験3種(第3種電気主任技術者)の「理論」の参考書で勉強しましたが、その基礎として意外にも普通高校で習う物理の参考書(特に公式集)が役に立ちました。
電子回路分野については、絵ときのものから少し難しい参考書まで数冊そろえました。
★無線工学A、無線工学B、法規
現在の多肢選択(マークシート)式と違って記述式でした。
当時は各科目5問中4問が過去問題そのままという時代でした。基礎をしっかり勉強していなくても、過去問題の解答を丸暗記すれば合格できたのです。
この様なコツを知る事が出来たのは、月刊『電波受験界』に掲載される合格体験記を読んでいたからです。
ところが現在の問題を見てみると、丸暗記が通用しない時代となっていると感じます。本当に基礎からしっかり勉強しないと合格は難しいと感じます。
厳しくなったと思いますが、記述式と違って多肢選択(マークシート)式は物理的に書く量が圧倒的に少ないので、その分じっくり解答にエネルギーを注いでほしいと思います。
現在でもきっと月刊『電波受験界』に掲載される合格体験記に合格への糸口が示されているものと思います。
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