施工管理資格に思う

仕事ですが3月に入社して後輩もできたのですが、その後輩が辞めることになりました。60歳の方で、他社から正社員で雇いたいという話がきたので退職することになりました。ボーナスも含めると年収で数十万円も違いがあるそうです。まあ仕方ないですね。
電気工事施工管理技士
電気分野に限らず施工管理技士の試験は実務経験証明が厳しいです。内容や金額、年数など細かく定められています。たとえ合格して免状交付後でも、実務経験証明に不備・不正があると発覚すれば免状が取り消しになってしまいます。実際、私が主任技術者をしていた太陽光発電所を施工管理した業者が、実務経験証明を不正に乱発したのが発覚して多数の免状取り消し者を出しました。20日間も営業停止になりました。この時は私の仕事にも支障が出て困りました。
出願
私はこの6月にあった1級電気工事施工管理技士の試験に出願していましたが、受験しませんでした。そもそも私は受験資格が無いと思ってたのですが、前の会社が建設会社系で、どうにかして受けられるんではないか?としつこく迫られていました。放置していましたが、前社はとうとう私に受験資格があると見つけ出しました。私自身、それなら受けてみようかな?と興味が出ました。
勉強
前社を辞める頃に出願しました。辞めた後も勉強を続けていました。しかし、勉強すればするほど、この資格はビルメンの私が受ける資格ではないのでは?と疑問が湧いてきました。単に資格収集趣味だと割り切ればよいのかもしれませんが。施工管理の仕事はビルメンの隣にある仕事で、ビルメンではない事が段々見えてきました。
私の受験資格
第1種電気工事士を交付されていると、実務経験は問われずに受験することが出来ます。そもそもビルメンで第1種電気工事士は取れないのでは?とよく言われます。これは契約電力が2000KWの物件に居たということでパスしました。
ビルメン⇒施工管理ルート
ビルメン⇒契約電力が大きい物件に勤務⇒第1種電気工事士交付⇒電気工事士施工管理技士補(1次)⇒2次受験⇒電気工事施工管理技士免状交付
危うさ
電気工事施工管理技士補(1次合格)までは問題はないと思います。しかし2次試験では受験者が実際に従事した経験を作文する試験があります。ビルメンの私には経験がありません。しいて言うなら選任電気設備でサブ変電所の増設工事があったくらいです。設置や部材の選定に関わったことを針小棒大に書いても現場代理人でもなければ現場主任でもありません。
受験断念
仮に2次試験の作文を完成してしまえば合格し、免状交付となるかもしれません。しかし作文には何年何月にどこで工事をしたかを書くようになっています。免状取り消しをバンバンしている資格ですから、調査が入る可能性があります。私自身、目の前で取引先が免状取り消しになったのを見ています。こういう複雑な心境から受験を断念することにしました。
1次だけなら受験するかも
1次試験を合格すれば電気工事施工管理技士補という資格になります。将来、ここまでなら受けてもいいかなと思います。
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