
資格の取り方を大きく別けると、試験での取得と、講習や認定での取得の二通りがあります。人によっては講習・認定取得は邪道だという意見もあれば、試験取得は実務が出来ないから駄目だという意見もあります。
今回はそれについて、私の考えを書いてみます。
私は若い頃は、先輩方に講習・認定取得は邪道だと文句を言われるので、なるべく試験で取得しなければ厄介だと思っていました。しかし、40代後半になった現在、何を言われようが講習・認定取得でも良いと考えるようになりました。定年まであと十数年しか無く、もうチャンスが多くないからです。
ちなみに私の職場の先輩に、ビルメンテナンスに必要な資格の殆どを、若い頃に講習・認定取得している人がいます。しかも大体1級ばかりで、電験は2種です。やはり取得が若い頃だけあって、いろんな仕事の機会を早くから与えられて経験も積んでいるので仕事がよくできます。
この先輩の事例を目の当たりにして思うのは、試験にこだわってずっと資格取得出来ないでいると、いつまでもその仕事の資格者としての経験が積めないばかりか、スタートすらしないという事です。ビルメン会社や資格を交付する役所にとっては、試験であろうが、講習であろうが、同じ効力の資格には変わりませんからね。
私はこれからは、試験取得だけでなく、講習・認定取得も取り入れて、より機会を増やしたいと思います。
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左辺さんお疲れ様です。
私自身は資格の認定取得が邪道だと考えたことはありません。
電験3種も認定されづらいと聞いていましたがそんなことはなく
工業高校の電気科を出た人は大体認定取得されていました。
それを羨ましいと感じても妬ましいと考えたことはないです。
左辺さんが今回おっしゃっているのはたぶん電験2種のことも
少し入っているのかもしれませんが今特高の施設に
勤められているのであれば認定取得で決まりだと思います。
勉強は確かに大事ですが2種の勉強をしていると
実務が疎かになるのは間違いないです。
もし私が特高の施設に勤務していたら絶対に認定取得にします。
左辺さんがおっしゃるとおりもう定年まで十数年しかないです。
その間に試験問題だけで忙殺されるのはあまり良い傾向ではないと感じます。
もちろん一番良いのは実務も出来、試験も出来ることですが
そんなに器用な方はなかなか居ないのではないでしょうか。
少なくとも私にその素養はないようです。
「初志貫徹」と考えていましたが頑固になっていると
試験も通らず、実務もできない年寄りの完成が待っているだけなような気がして最近は迷っています。
>ビル万さん
コメントありがとうございます。(^-^)
ビル万さんが書かれている迷いは私も感じます。
電験2種は受験中ですが、受かるかどうかわからないものに、時間や精神力をこんなに割いていいのか?と迷いを感じます。
つぎ込んだものを考えると引くに引けず、ダラダラと毎年受けているという感じです。
認定取得には1万V以上の設備で5年以上の経験がいるのですが、それには会社が入札を突破して、尚且つ私が今の現場から転勤しないことが必要です。
現実的には、私は今の現場に5年間は異動しないよう働きかけをすることがベストではないかと思っています。
左辺さん
近所に認定の電験三種持ちがいますので聞いてみました。
私のような田舎者は三種なら試験のほうがいいですね。
三種なら何とか試験で取れますし。
その人は役所の方でして工業高校電気科卒であり役所が小水力発電をしていて数年のうちに担当者が定年退職をするのでその期間中に認定資格を取る必要があった、と言っていました。
したがって費用は全部役所持ちであったのですが、それでも精神的にシンドかったと言っています。
ところがこれまた近所に二種持ちがいますが、電力会社に勤めていてその人は試験取得者ですが周りは全部認定なんだそうです。電力会社という利点を生かして認定は驚くほど取得し易いって言っていました。この詳細はビル万のところで以前に書きました。
私の住まいは完全に企業城下ムラでして設備担当者で電験持ちが沢山いますし、電力会社に強力な影響力を持った政治家センセもいましたのでその影響で電力会社勤務も多いので彼らの話を聞くと認定制度についてはハードルがネット上で言われるほど
キツくないような印象でした。
試験で取った、と言ったら全員が凄いとは言ってくれますが、「ジャーお前は実務はどうなんだ」の雰囲気も微妙に感じます。
>田舎ビルメンさん
コメントありがとうございます。(^^)
いろいろな方々にお話を聞いていただいて、ありがとうございます。認定で電験を取得された人の話を聞くと、様々なのですね。
私の周りの方々のケースでも、何度も経産省に突き返されて大変だったという場合もあれば、1~2回ですんなり通してくれたという話も聞くので、基準は一体何なのか掴みどころがありませんでした。
田舎ビルメンさんが書かれているように、電力会社勤務の場合、ハードルがそんなに高くないという事を考えれば、一般的に認定が通りにくいケースでは、持っていく資料が不足してるなど、審査に十分なものが揃えられてないからかもしれません。
私は、ビル万さんの記事がきっかけで、電験2種は試験から認定に切り替えましたが、今は認定通過基準の探求から始めています。