停電点検を通してビルメンを考える

画像は本文と関係がありません。私が最近食べたローストビーフ丼の写真です。(^o^)
今回は最近、電気主任技術者の補佐で年次停電点検に携わったことを書いてみます。
停電点検は年一回することになっています。
しかし、私のいる現場では、全館停電をせずに、3分の1だけ停電させて行います。次年度は別の3分の1、さらにその次の年度は残りの3分の1をします。
いわゆる無停電点検の制度を利用すれば、停電は3年に1回で良いので、このような形をとっています。
今回私は電気主任技術者監督のもとで、停電点検の一部の手順書を作成しました。(私のいる現場は77kv受電なので電気主任技術者は電験2種の方がしています)
しかし実際に手順書の作成にとりかかると、なかなか進みませんでした。難しいというより、緊張するのです。一歩間違えると大事故になり、巨額の損害発生だけでなく、人命も簡単に奪う事になるからです。ようやく手順書が出来上がっても、複数の人の厳しいチェックがありました。みんな緊張してるのですね…
そして本番。
私の作った手順書で、実際に遮断器や断路器等の操作をするのは一種電気工事士の人でした。
作業開始前に、その人は緊張して何回もトイレに行って、なかなか作業着手できませんでした。
一通り点検が終わった結果、異常は無く、今回の停電点検は無事に終わりました。
実際の操作をした一種電気工事士の人は、もうヘトヘトで魂が抜けたようでした。本当にお疲れ様です。でも一番プレッシャーがあったのは電気主任技術者ではないかと思います。
今回の停電点検を通して感じたのですが、電気主任技術者に選任されたら、ビルメンという仕事の良い部分を満喫できなくなるという事です。ビルメンの良いところは、給料の安さを我慢すれば、マッタリできるところです。
私は電験2種を持っていないので、この現場にいる限り選任されないので大丈夫ですが。(^^ゞ
もし電気主任技術者に選任されて働く場合、責任の重さや、それに見合う給料かなどを考慮すると、ビルメンの外の世界へ出るのも一つだと思います。
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