各種試験の再開は?

新型コロナウイルスの影響で、各種試験が中止・延期に追い込まれています。前回ブログで紹介したサイトでその様子が随時更新されています。
日本の資格・検定
【随時更新】新型コロナウィルス感染拡大に伴う資格・検定試験の中止・延期情報まとめ
https://jpsk.jp/column/1442.html
ビル管理関係の資格をピックアップしてみます。
電気工事士
2種の5月の筆記試験は中止。7月の技能試験を筆記免除で申し込んだ場合の対応は未定。
危険物取扱者
全国の多くの会場で中止・延期。一部では6月実施の試験は通常通り受け付けているところも有り。
ボイラー技士
実施されているが、試験機関は受験の自粛を呼び掛けている。
冷凍機械責任者
4月~6月に予定されていた免除の為の講習がすべて中止。
各種試験ともに実施が難しい状況です。延期になった場合の対応では、受験料の返金や試験日の振り替えなど、対応は様々で混乱が続いています。先行きが分からない新型コロナウイルス禍ですが、ワクチン開発に期待をした場合、収拾に1~2年かかると言われています。もしウイルスがインフルエンザのように変異の激しいものなら、抗体やワクチンも1回きりのものになり、5年くらいは安心できないとも言われています。
試験再開の可能性を考えてみたいと思います。
5年間も以前のような3密(密閉・密集・密接)状態の試験ができないとすれば、試験のやり方を変えざるを得ないと思います。
試験会場の一教室あたりの受験者数を少数にすると、たくさんの教室を確保しなければなくなり、試験官が多くなります。受験料の値上げに跳ね返ってくるかもしれません。試験機関によっては実施が難しいのではないかと思います。
また試験会場の冷暖房が換気しながらできるエアハンドリングユニットの場合は良いのですが、密閉して冷暖房するタイプなら運転できないかもしれません。受験者は酷暑や寒さに耐えながら問題を解かなければならないかもしれません。こういう観点でも試験会場の選定が難しいでしょう。
現時点では試験再開の明確な見通しはたたないです。現在、ボイラー技士などの試験を曲がりなりにも実施できている安全衛生技術試験協会の動向に注目したいところです。
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