モールス試験は無くならないのか?

私は若い頃、無線の仕事に就きたいと思っていました。
若き日に無線資格を取得したものの、就職に失敗。仕事を流れ流れて、現在はビルメンテナンスの仕事をしています。
しかし現在でも無線の資格は自己啓発や趣味として受験し続けています。
受験していて不思議なのは、無線通信士の試験科目にいまだにモールス信号の試験が残っていることです。
現在ではアマチュア無線以外ではモールス信号はほとんど聴こえなくなっています。
そこで調べてみました。
無線通信士の資格はアマチュア無線の操作範囲も包含する・・つまり大は小を兼ねるからモールス試験が無くならないのかと思っていましたが、それだけでもないようです。調べてみると漁業関係では今もモールス信号が使われていることがわかりました。
総務省の電波利用ホームページにある海岸局の一覧です。
(PDFファイル)
http://www.tele.soumu.go.jp/resource/j/material/dwn/3-4.pdf
これによると以下の組合でモールス電信の周波数の割り当てがありました。
青森県無線利用漁業協同組合
釜石無線漁業協同組合
静岡県無線漁業協同組合
高知県無線漁業協同組合
長崎県漁業無線協会
宮崎県無線漁業協同組合
鹿児島県無線漁業協同組合
沖縄県漁業無線協会
根室漁業協同組合
北海道教育委員会
福島県無線漁業協同組合
茨城県無線漁業協同組合
千葉県無線漁業協同組合
石川県無線漁業協同組合
愛媛県無線漁業協同組合
出力は200W~2KWで中短波帯~短波帯の割り当てがされています。
さらに調べると高知県無線漁業協同組合が県の移住プロジェクトでバックアップされている若年者向け求人までありました。
高知家で暮らす。─ ピックアップ求人情報 ─
高知県無線漁業協同組合
http://www.pref.kochi.lg.jp/~chiiki/iju/project/project050musen.shtml
しばらくは無線通信士の試験からモールス通信の科目はなくならないようですね。
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