第1級海上無線通信士


2016(平成28)年4月取得
この資格は国際通信ができるにもかかわらずモールス信号の試験がありません。操作範囲の広さの割に受験しやすいと言えます。試験科目は6科目もありますが、科目合格制度(3年間有効)や他の資格による科目免除制度、実務経験による科目免除制度などが使えます。私は制度を利用して法規・英語・電気通信術の3科目を受験しました。
【法規】
マークシートの出題形式です。私は教科書等は使わずに過去問題だけをやりました。10日で7回分を2周やったのですがギリギリ60点でした。これから受験される方はこれ以上の勉強をした方が無難です。
【英語】
試験のレベルは英検では2~準2級程度ではないかと思います。ところが私の英語力は英検4級(当ブログ記事実用英語技能検定4級参照)なので正面から問題に取り掛かっても合格はできません。そこで過去問題を分析して山をかけました。
ペーパー問題は問1~5まであります。
山を張るのは問2です。問2は無線通信(主に法規)の内容に特化しているので出題範囲が限られます。過去7回の問2で分からない単語30語ほどを重点的にマークしたところ大変効果がありました。次に問3~5は穴埋め問題です。単語の意味が分からなくても選択肢の品詞が何であるか慎重に考えるとある程度答えが絞られました。最後に問1と英会話については私は捨てました。案の定、問1は1問のみ正解で英会話は3問の正解にとどまりました。
【電気通信術】
送話・受話試験で使うフォネティックコードを覚えるのが少し大変かもしれません。しかし実務やアマチュア無線を経験されている方なら特段心配はないと思います。直接印刷電信の試験は普段からパソコンでローマ字入力をされている方なら心配はないと思います。
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