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特殊無線技士(無線電話丙)

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1989(平成元)年7月取得

この資格は旧制度下のもので、操作範囲は現在の航空特殊無線技士にあたります。
初めて取ったプロ無線資格でアマチュア無線家の友人と受験しに行きました。

航空無線関係の資格だけあって受験会場にはセスナ機の運転を趣味にされている中年男性の方々もいました。
僕たちはこの方々から「君たちはこの資格を取って何に使うの?」と質問されました。
僕たちは「プロ資格だから・・」と答えたら、「この資格だけでは食べていけないよ。1級無線通信士ならいろいろできるらしいよ」と教えてくれました。

アマチュア無線の受験者層とはやはり違うんだなと思ったものです。

特殊無線技士(無線電話乙)

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1989(平成元)年10月取得

この資格は旧制度下のもので、操作範囲は現在の第二級陸上特殊無線技士にあたります。
この資格で空中線電力50Wまで出す事が出来ました。

試験の難易度や内容が、10Wが上限の電話級アマチュア無線技士(現・第4級アマチュア無線技士)とあまり変わらなかったので、こちらの方がオトクかな?と個人的に感じたりもしました。
でもこの資格でアマチュア無線はできませんが。

特殊無線技士(無線電話甲)

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1989(平成元)年10月取得

この資格は旧制度下のものです。
操作範囲は第二級海上特殊無線技士と第二級陸上特殊無線技士を合わせたものです。
旧制度では従事者資格は陸海空で分けられてはいませんでした。

無線電話「甲」となっていますが、「乙」、「丙」と比べて一番試験問題が難しいということではなく操作範囲の種別という意味あいでした。ただし「丁」の試験問題は2択でしたので、これとはレベル差があったと言えます。

レーダー級海上特殊無線技士

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1990(平成2)年10月取得

最近の出題内容を見たところ、僕の資格取得当時からほとんど変わっていないようです。
この資格は他の無線従事者資格と違ってレーダーの操作に特化したものです。
試験内容もそのようになっていて、レーダーのしくみや画面上に像がどのように表示されるか等を興味をもって勉強すれば理解しやすいと思います。

僕はこの資格を実際に使用する機会に恵まれました。
ある研究機関のレーダー局の3人の従事者の一人に選任されたのです。
少し不思議だったのは、このレーダー局は陸上に設置されていたことです。レーダー級海上特殊無線技士の資格は海上限定ではなかったのか?・・・
でも無線局免許状には確かにレーダー級海上特殊無線技士も書いてありました。他の二人の資格が第1級陸上無線技術士と第1級総合無線通信士だったから免許されたのか?・・・
勉強不足でその辺の理解が未だにできていません。

第1級陸上特殊無線技士

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1990(平成2)年10月取得

この資格は旧制度下での特殊無線技士(多重無線設備)の後継資格になります。
受験当時は旧制度下の過去問題集しかまだ売ってませんでした。
でも試験内容的には新旧ほとんど変わりなかったです。

僕はこの資格の勉強をし始めたころは、他の特殊無線技士と同じように、アマチュア無線の知識でかなりカバーできるとタカをくくっていました。
ところが勉強を進めていくとそんなことはないとわかりました。無線工学が分からないのです!
それはアマチュア無線ではあまり馴染みのないマイクロ波関係が多く出題されているからでした。

この資格は、試験内容も操作範囲も「第3級陸上無線技術士」とも言えそうな内容なので、無線技術士の取得を考えている人は、この資格から入門されると全体像をつかみやすいと思います。
プロフィール

赤い左辺

Author:赤い左辺
資格で就職に何度も失敗しました。40を過ぎてから資格取得は、マイペースな趣味にしていこうと決めました。
資格じゃない記事も書きます。そっちがメインかも?(^^ゞ

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